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成長へのステージ

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社員インタビュー

NEWCOMER INTERVIEW 01

開発 | 2015年入社

数学力+αで成果を生む

Engineer
大矢紀之 東京大学大学院工学系研究科社会基盤学専攻修了

非凡な場所へ飛び込む

大学院では工学系の研究室で、陸上と海底の地形データを接合する研究をしていましたが、元は文系出身で、「数学」という土俵で競うとなると一歩引けを取るかもしれません。エリジオンの就職サイトには数学力が大きく掲げられ、「非凡を集めて非凡を成す」のフレーズが示すように、選び抜かれた技術者の集団という印象を受けました。普通はここで気後れして踵を返すところですが、私の場合、自分と同じタイプの仲間がいるのではと逆に期待が高まりました。内定をいただき、開発部門に配属されて、自分らしく働ける場所を得たことに満足しています。世界基準のエリジオン製品は高度な数学を駆使しないと生まれませんが、ハイエンドの数学だけでは成り立たないのもまた事実です。私は現在、高度な数学の成果を、実際にお客様が使う製品に落としこむ部分を担当。入社までプログラミングの経験がなく、知識が足りなさ過ぎる自分が歯がゆくなることもありますが、地道にやるぞと腹を決めて取り組んでいます。

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我を忘れて没頭

入社後間もなく、大きなプロジェクトに加わることになりました。異なる2つのCADモデルを比較して、差異をわかりやすく表示するValidation製品の開発です。設計変更の確認や、データ変換前後の同一性の検証などに利用されます。どういう仕組みをどういう手段でつくるかといった設計は先輩とともに行い、実作業は一人で担当。非常に規模が大きくて複雑な製品なので、あちこちにボトルネックがあり、実行速度の限界との戦いでした。特に大きなボトルネックの解消の実装を一人で任されたのですが、これが本当に大変で我を忘れて没頭しました。製品が完成し、無事に出荷した後、先輩から「大矢さんがいなかったら、できなかったよ」とねぎらいの言葉をかけてもらった時は、とてもうれしかったですね。まだまだマネージャーや先輩がたに負担をかけている自分ですが、今は目の前の仕事に全力で取り組むことで、経験を積んでいきたいです。

ソフトウェアにしかできないことを

Validation製品を、より多くのユーザーに、ストレスなく快適に使っていただくために、検出した差異をわかりやすく表示することは不可欠です。何をどのように比較した結果、この差異が出たのか、といった情報をわかりやすくプルダウン表示したり、状態によって色が変わるボタンを組み込んだりと、使う人の立場に立ってインターフェースの見せ方を工夫しました。ちょっとした気遣いでユーザビリティが大幅に改善されることを知り、自分のアイデアが評価されると大きなやりがいを感じます。スキルを身に付けることも大事ですが、物事を提案することはもっと大事。製品開発に欠かせないのは、お客様のニーズを的確に把握する力です。私たちのクライアントは主に製造業。さまざまな製造現場と向き合う中で、お客様が抱えている問題点や改善すべき点を探り、製品に反映していかなければなりません。使い手の立場に立ち、「数学力+α」で成果を生み出していきたいと考えています。従来、人がやっていたことをソフトウェアで置き換える、というお仕事をいただくことが現在では多いです。しかし、製造業の現場はIoTの普及などによって、今後ますます変化していくことでしょう。そういったことも視野に入れて、ソフトウェアだからできること、ソフトウェアにしかできないことを発見し、提案できるようにしていきたいですね。

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自分らしく働ける環境に感謝

横浜出身の私にとって、ここ浜松は初めて暮らす街。駅前にあるオフィスまで徒歩通勤できるなんて首都圏では考えられないことです。能力重視の自由な社風なので、優秀な先輩たちに刺激を受けながらいきいきと仕事をする毎日。自分らしく働ける環境にあることに感謝し、一日も早く一人前の戦力になれるよう頑張りたいと思います。

新たに入社する仲間へのメッセージ

いろいろな個性があっていいと思いますが、欠くべからざるは向上心。
エリジオンには優秀で意欲的な先輩がたくさんいます。
是非、その熱量に刺激を受けながら、自分を磨いてほしいですね。


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